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帰ってきた

地元である宇都宮に帰った今月上旬。

学校やバイト先など、今の自分の生活がある京都に帰ってきた今日。

 

二つの街の間を脳みそがまだフラついているみたいだ。正直今回の長い帰省を経て、どっちが私の街なのかわからなくなった。

 

これまで地元も実家も、そこにいた時の自分も、私の背景としてどうしても受け入れがたい気持ちがあった。

でも今、その大きく硬いシコリは跡形もなくなって、独り暮らし3年目にして初めてのホームシックを経験した。思春期からあんなにも長い期間こだわり続けていた思いなのに、消え方は余りにも唐突だった。

 

反対に、京都に居場所が足りないと感じている。この歳になってやっと、人並みに家と家族の愛の有り難さを理解したのだと思いたいが、少なからずほかの要因となる出来事も積み重なったからだろう。

 

それはいいとして、今までの3年間、自分が何もやり遂げていないという現実にしっかりと向き合うときがきたのかもしれない。

 

以前は背反的に、実家は私のホームではないから京都の下宿が私の家だと思い込もうとしていた。でも違う。私は京都でまだ何も始めたことを終わらせてない。続けることすらも危うい状態でここまで過ごしてしまった。

 

これからなのかもしれない。私が自分の手で、自分の帰ってくるべき場所を手に入れられるのは、きっとまだ先なんだと思う。

 

 

 

生活の空気

エアコンから溶剤の臭いが排出されるようになった。

部屋に散らばる生活の小さな山々。

しばらく干しっぱなしのワンピースが溶剤の風に揺れている。

ミニキッチンの流し台にも生活の痕が積み上げられ、お風呂場の排水口には色落ちした金の糸がまぐわったまま時を止めている。

出先で買って増えた小説はすべて読みかけで、他人の日常の集積所は私の日常の生活に紛れ息を潜めている。

万年床は不潔で嫌いだが、潔癖というわけでもないので、シーツは月に一度洗えばいい方だ。

開けっ放しのクローゼットからは冬物の分厚いコートがはみ出していて、その黒が物々しくて好きじゃない、と思う。シーズンになったらーー秋も中盤を越えた頃になったらーーメルカリで売ろうと考えている。

隣人は誰もいないので、鼻歌も歌えるし部屋の鍵を閉め忘れても何も起きない。

 

ツンとする人工物の臭いは、今や私の部屋の生活を満たしている。

何とか中毒、と呟きが頭をよぎるけれど、ここ2日のことだ。大丈夫だろう。

 

動作するたびツン、ツンと生活を刺激する実体のない溶剤はまったく薄まる気配がない。

早くこの部屋を出て行って欲しいのだけれど。

合宿最終日

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ライブ準備

 

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縁側ライブなのに縁側落ちたわず。(ちゃんと直った)

 

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大盛況ありがとうございました

 

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バンドの人にロンリコさん取り上げられた

 

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鄙屋の中に入って二次会、恒例のフラメンコギターと今年はほんとにフラメンコあった

 

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お掃除終わってエモすぎて踊る

 

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シャボン玉

 

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お世話になりました

 

 

合宿3日目

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昨日の晩ごはん「アイントプフ」

 

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朝の散歩

 

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 メダカの学校

 

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鄙屋(ひなや)でカラカラ見つけた(逃げられた)

 

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今日の晩ごはん「タコライスと棒棒鶏」

 

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これぜんぶ自炊すごい

合宿2日目

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朝ごはんいただきます。

 

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ヤギの もぐさ 

 

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もぐさ と戯れる

 

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音出しは18:00まで

夜は長いぞ🍶🍶

合宿1日目

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出発

 

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縁側

 

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ピザ窯

 

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宴会。いただいたフルーツポンチ

またおなじ

 

涼しくて透明な、熱の光線が降り注ぐ。

 

早朝の西大路を歩く。

 

蝉がうるさくて苛々する。

 

 

昨晩、マンションの階段を上がっていると、踊り場のところで蝉が仰向けになっている。

 

足が開いているので、死んではいないと分かる。

むしろ、そばを通り過ぎようというものならいきなり飛び上がって暴れ出し、私の顔面めがけて突進してくるだろう。

 蝉は見た目もグロいし、鳴き声は安眠を妨げるし、こうして予想のできない動きをするので大嫌いだ。

 

二日前と三日前にも同じように踊り場に蝉がいて、でもどうしても部屋に帰りたくて、素早く静かにすり抜けた。つもりだったのだが、やはり蝉はジリジリいって暴れ出し、ちょうど私の顔の高さをすごい勢いでランダムに飛び回る。

分かっていたのに本能的に、ひいと叫んでドタバタ、必死に階段を駆け上がり、部屋までいってドアを急いでバタン!と閉める。

 

上った息を抑えながら、とんだ近所迷惑か、キチガイの類と思われても文句言えないな、と思った。

 

さすがに三日連続となると、同じことを繰り返す気になれない。

どうしても、分かっていても叫んでしまうし、足音を気にせず階段を駆けてしまうし、蝉を避けるその一瞬にかけねばならない膨大なエネルギーに自分でうんざりしてしまう。

たかが、蝉なのになぁ。

 

何度か立ち向かおうとし、諦めをループして、ついに今夜は部屋に帰らないと決めた。

裏にカラオケがあり、よく利用するのでそこで一夜を越そうと思った。

 

疲れていたので歌うつもりはまったく無かったのだが、せっかくだから一曲、とタッチパネルを操作したらもうだめだった。

結局そこから3時間ぶっ続け、まるまる歌ってしまった。

 

 

すぐ部屋に帰っても良かったのだけれど、なんとなくまだいそうな感じがした。

ひさしぶりにマクドナルドでも食べようと、西大路を歩いて西院まで行くことにしたのだ。

 

 

薄紅と優しい青が溶け合ったマーブルの液が、天に一息に広げられている。

光で空気中のホコリが降りてくるのが見える。

 

わざわざ馬鹿らしいかもしれないが、ときには意味のない散歩もよいものだ。

道端にきれいな景色をたくさん見つけた。

 

あ、

西院の交差点につくと、今年一番の夏を発見した。

 

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ぴんと葉を跳ね上げて、なるべく大量に光の恩恵にあずかれるよう、そのからだを思い切り太陽へと開く。

 

早朝のエネルギーは膨大かつ強力なので、すべての生き物のバッテリーはあっという間に充たされてゆく。

太陽の前では、どうしても元気にならざるを得ないのが、地球の生命体というものなのだろう。

 

 

姿勢の美しいヒマワリのおかげで、蝉に乱された精神がすこしマシになった。

 

何年かぶりの朝マックを食べ終えて、ダラダラと帰路に就く。

もうすぐサークルの合宿が始まる。

この事実にもまた夏を感じる。

 

 

熱の光線に涼しさはなくなっていた。

午前も6時をまわると太陽との距離が縮まるので、光は不透明になり、代わりに込められた熱の密度が増す。

 

 

今年もまた夏が始まる。

またおなじ話をしている。